アメリカで副業!ウーバーイーツ配達員は稼げる!?

アメリカでウーバーイーツ配達員の副業をやってみた体験記です。

アメリカでウーバーイーツ配達員登録の方法

以下のような流れでウーバーイーツの配達員に登録しました。

まずは、ウーバー運転手用のアプリをダウンロード。同じアプリで、ライドや、ショッピングなども受け付けることができます。

https://www.uber.com/us/en/drive/driver-app

個人情報を入力してドライバーサインアップします。自動車で配達する以外にも、自転車、バイク、スクーターなど様々な方法で配達員になることができます。

  • 運転免許証
  • 自動車保険
  • SSN
  • 顔写真

顔写真と名前は原則変えられないのですが、カスタマーサポートに連絡することで、普段使っているイングリッシュネームなどに変更することができます。ToshiとかHiroとかわかりやすい名前にするのもありです!

アメリカでウーバーイーツ配達の流れ

ウーバーイーツの配達は以下のようになります。

  • ウーバーイーツ配達員用アプリを立ち上げる
  • アプリをONにする。ONにするときに顔写真を撮って間違いなく本人であることを証明する必要があります!
  • 配達がありそうなところへ移動する。地図に人気レストランが表示され、5分ごとに更新されます。でもこれ、あてにならないんだよな……そのレストランめがけて行っても、到着したときには空白地帯になってる時があります。
  • トリップが入ったら、AcceptするかDeclineするか決める。チップ込の収益見込みが表示されますが、実際にはこのチップは後でカスタマーが取り消すことができるので、気をつけたほうが良さそうです。
  • レストランへ行く:配達のAcceptを押すと、レストランへのナビゲーションがスタートします。
  • レストランについたら、オーダーをピックアップします:アプリの中にレストラン側からの「ピックアップの仕方」が書いてあるので読んでその通りにしましょう。オーダーがまだ準備できていないときや、時間がかかるときは、その旨カスタマーに連絡することができます。
  • メニューを確認し、間違いない場合Verify Orderを押し、Confirm Pick Upをスワイプします。※ドリンクの取り忘れやカスタマーからのコメントに注意。
  • ピックアップが完了すると、ドロップオフの場所へのナビゲーションがスタートします。
  • ドロップオフのやり方は「家の外においておいて」というものから、「ドアの外で会おう」というものまで色々。特にゲートコミュニティなどは、入るためにコードなどが必要だったりするので、しっかり読みましょう。
  • デリバリーが終わったら、写真を撮ってSubmitし、顧客へのメッセージを送って完了です。

アメリカのウーバーイーツでどれくらい稼げるのか?

これまでのところ、管理人が見たトリップは3ドル〜10ドルくらいです。今のところ、こんな感じで稼げています。金額などは四捨五入しています。

ウーバーイーツ初日(平日ランチ)

ウーバーイーツ初日(平日ランチ)$0

全くトリップが引っかからず。レストランの多そうなエリアに行ってみるも、全くだめ。午後の仕事のために帰宅しようと思った途端にトリップが入ったのですが、テンパって「拒否」を教えてしまいました。チーン。

ウーバーイーツ2日(土曜日ディナー)約3時間: (Net + Tip )

夕方5時〜8時くらいまで本格的にやってみようと車でぐるぐる回る。初めてのトリップはショッピングモールのチェーン系ベーカリー。配達先はスパニッシュスタイルのかわいい一軒家。その後ベーカリーに戻ってみるもチーン。アプリの示す「Busy Area」に行こうとするも、そのレストランに到着しても、全く反応なし。諦めようかなと思っていると、マクドナルドで反応!やっぱりマクドナルドとかそういう大手人気店のオーダーが多いんかな。また次はかなり長距離の配達。ご飯が冷めないように、保温バッグに入れて運ぶ。疲れたのでそろそろ家に帰ろうかと思ったら、家のすぐ近くでファーストフードが反応!どうせなので配達して帰ることにしたらこの日一番のチップがもらえました!

ウーバーイーツ3日目(平日ディナー)約1時間:.65 (Net .66 + Other Earnings .99 + Tip )

この日は彼女が「ウーバー体験してみたい」というので一緒にウーバーイーツ体験。地元でサクッと見つけたいと思ったがなかなかトリップが見つからず……もうだめかと思ったところで、配達が入るが、ちょっと店が見つけづらく、イライラしてしまう。またお客さんからの「ケチャップとランチを取ってきて」というリクエストも忘れてしまい、「チップもらえない」と落ちこんでしまう。人が二人乗っていることでいつもより燃費も悪いし、車内は険悪な雰囲気に。

配達は高速道路に乗る結構な距離で、どうやらオフィスで残業している人向けの差し入れのようでした。

ウーバーイーツ4日目(金曜ディナー)約2時間半: (Net + Tip )

金曜夜は稼げる!と聞いたので早めに仕事を上がってウーバーイーツをONに。今日はこれまでと戦術を変えようと思い、マクドナルドの駐車場で待機する「マック地蔵」という手法を試すことにしました。そうしたら、マクドナルドの配達は一つも入らなかったのですが、近所のレストランの配達がバンバン入り、効率よく配達することができました!また高級住宅地を拠点にしたのでチップもよかったです!ただ高級住宅地にありがちな「家がくねくね道を登っていった頂上にある」みたいな感じが多くて、運転は疲れました。平地をボケーっと飛ばす方が楽ですね。

カリフォルニアのウーバーイーツ配達員の味方?Prop 22とは?

さて、上の収益表を見て「Other Earning」って何やねん?と思った方がいるかもしれないです。実は、これは、カリフォルニア州のProp 22という法律に基づき、「走行している時間は最低賃金の120%を補償してくれる」という制度です。その代わり、ウーバーの配達員は、「従業員」ではなく「独立請負業者」という位置づけになっています、

Prop 22によってUber、Lyft、DoorDashなどのアプリを基盤とするサービスのドライバーは以下のようなベネフィットが受けられます。

  1. 最低収入の保証: ドライバーは、走行時間(乗客を待っている時間ではなく)に対して地元の最低賃金の120%と1マイルごとに30セントの経費を保証されます。
  2. 医療補助: 週に15時間以上働くドライバーには医療補助が提供され、25時間以上働くドライバーにはより大きな補助が提供されます。
  3. 事故保険: 運転中に負傷した場合、医療費や一部の収入の損失を補償する保険が提供されます

アメリカのウーバーイーツの支払いはどう?

アメリカのウーバーイーツ配達で稼いだ金額はアプリのwalletというところに溜まっていきます。そして、アプリに自分の金融機関の情報をつなげることで、ウーバーからの支払いが行われます。

ウーバーイーツからの支払い方法は以下の4つです。

アメリカのウーバーのペイアウト方法

とりあえずは、銀行振り込みを選択し、アカウント番号・ルーティング番号・住所を入力して完了です。

Uber Pro Cardはウーバーがマスターカードと提携して提供しているデビットカードで、ウーバー配達員として活動することで得られるティアに応じてガソリン代、EVチャージ代、車のメンテナンス代など色々とベネフィットがあります。

アメリカでウーバーイーツが稼げる都市はどこ?

Cities where Uber Eats is the most used food delivery service in the United States as of April 2021

アメリカでウーバーイーツがフードデリバリーのシェアが1位の街ということです。マイアミ、アトランタ、ワシントンDC,ダラスなどでウーバーイーツのシェアが高いようです。カリフォルニアはシリコンバレーなどもあり、新しいサービスがどんどんローンチされるので、競争率が高いのかもしれません。

アメリカのウーバーイーツで稼ぐコツ!

アメリカのウーバーイーツで稼ぐコツはいくつかあります。

  • オーダーが入ってきたときに、マイルあたりの収益を確認する。配達員によっては1マイルあたり1ドル、2ドル、3ドル以上などルールを決めてAcceptしているようです。通知だと、「レストランまでの距離」しか表示されないので、アプリの中に入って総マイレージを確認してから見ましょう。
  • 週末・祝日に稼ぐ。
  • 複数のアプリを使う。アメリカでは多くのウーバーイーツ配達員がInstaCart、Doordash, GrabHubなどの複数のアプリにサインアップしています。これをmulti appingというみたいです。確かにウーバーイーツ一本槍でやっていると「なかなかオーダーが入らない!」ということが結構あるので、複数のアプリを使うのはいいかもしれません。

今後も自分なりに発見したコツなどを紹介していきます。

アメリカでウーバーイーツは疲れる?危なくない?

まだ始めたばかりなせいもありますが、ありがたいことに、危ない目にはあっていません。また食品のテイクアウトは、一般的なショッピングアプリと異なり、重い荷物を運ぶことも少ないので、体力的な消耗もそんなにありません。ただ、運転が苦手な人は精神的に疲れるかもしれません。

アメリカで運転に慣れていない人や、一人で高速道路に乗れない人などは、在宅でできるデータエントリーなどのPC作業を探すのもありです。

アメリカでウーバーイーツをやる必需品

アメリカでウーバーイーツをやってて必要!だと思ったものや、便利だと思ったものについてお伝えします。

サングラス

ディナータイムに配達するのに、サングラスは必需品です。西日に向かって運転するのは怖すぎます。

スマホホルダー

ウーバーは待機中も配達が入ったときも、アプリで素早く反応することが求められるので、自動車につけられるスマホホルダーは必須です。

保温・保冷バッグ

ウーバーイーツ公式バッグは持ってないのですが、家にあった保温・保冷バッグを使っています。夏に配達してると車内はクーラーでヒエヒエだったりするので、フードが冷めてしまうので……。せっかくなので、温かいままお届けできるようにと考えてます。アマゾンでinsulated delivery bagと検索すると配達用に良さそうな大きなバッグがいくつも出てきます。

車内冷蔵庫

これは別にウーバーイーツのために買ったのではないのですが、そもそも車の後部座席に冷蔵庫を設置してます。ロードトリップのときに飲み物を入れておいたり、遠くに買い出し行くときとかに便利なんです。で、これも、保冷と保温が切り替えられるものなので、バッグに入らないような大きいものについては、冷蔵庫に入れています。

ウーバーイーツをやってみて変わったこと

ウーバーイーツをやってみて、感じたことをつらつら書いてみます。

チップに対する考え方

アメリカでウーバーをやってみて一番変わったのは「チップ」に対する考え方です。アメリカでサーバーやバーテンダーなどのサービス業に従事したことがある方はわかると思いますが、ウーバーも例にもれず「チップ収入がめちゃくちゃ大事」です。チップがないとほぼ収入ありません(涙)なので、チップをはずんでくれる人に対しては「ありがとぉぉぉぉ」ってなるし、チップを全然くれない人に対しては「チッ」っとなります。そこで自分なりにフレンドリーに挨拶をして感じよくしたり、こまめに連絡をするなどの「カスタマーサービス」を工夫するようになりました。また税金制度についてもこれまでは「チップへの課税」とか興味がなかったのですが、突然興味が湧くようになりました。このようにチップについて、自分ごととして考えられるようになったのは、よかったと思います。

新しいレストラン発掘ができる

ウーバーイーツのパートナーレストランは本当に色々あるので、「こんなところにこんな店があったのか!」って発見があります。近所で美味しそうな店や店内の雰囲気が知れるのはすごくよいです!また逆に店主が超感じ悪い店とかは「ここ絶対来ない」と心の中のNGリストに追加します。

街に詳しくなる

レストラン発掘と似ているのですが、近所にこんなエリアがあったのか!という発見だらけで、かなり地元に詳しくなれます。同じ市内でも通る道って決まりきっていませんか?普段と違う道を曲るだけで、こんなにも景色が違うんだなーと実感します。

人って色々

ウーバーイーツ配達員をやって一番痛感するのは、色々な人がいるってこと。パーティ用の大人数のオーダーを頼む人もいれば、週末に一人分のファーストフードを豪邸で頼む人もいる。「マヨネーズ5倍。ケチャップ半分。氷は少しだけ」とかよくわからないこだわりを持つ人もいる。タコスのセット一個頼んだだけなのに、商品金額と同じくらいのチップを弾んでくれる人もいる。もちろん、今日ウーバーイーツを頼んだ人だって、普段は家族のために料理したり、外食してるかもしれない。たまたま今日は一人でゲームやりまくりたいからウーバーイーツを頼んだだけかもしれない。その人がウーバーイーツで何を頼んだか、ということで、その人の人生なんて計り知ることはできないけど、それでも、色々な人の人生を垣間見ることができるのはウーバーイーツ配達員の楽しみです。

お金の大切さを実感

しかし一番思ったのは、「お金稼ぐのって簡単じゃない」ってこと。普段サラリーマンとして毎月給与が振り込まれることを当然視してしまってましたが、実はそんなこと全然ない。1ドルでも、2ドルでも、自分の力で稼ぎ出すってめちゃくちゃ大変なことを痛感しました。

というわけでウーバーイーツ配達員やってみたい方、ぜひ挑戦してみてください!

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