アメリカには日本のような国民健康保険がありません。障害者や高齢者にはメディケアやメディケイドなどの公的医療保険がありますが、一般個人は自腹で民間の医療保険に加入するか、配偶者・パートナーのプランに入れてもらうか、働いている企業のプランに加入するかしかありません。「仕事を辞めると医療保険を失ってしまう」というのは、大きな問題です。特に日本から引っ越して来た人は痛感しますよね……。
そこで、アメリカではセミリタイアした後も、パートタイムで働きながら医療保険をキープするという人が多いです。ここでは、パートタイムの従業員にも医療保険のベネフィットを提供している企業を紹介します。情報は随時更新します。
スターバックス
3ヶ月で240時間以上働いた場合、医療保険を得ることができます。週に平均すると20時間以上のシフトに入ることが必要です。
UPS
UPSの配送員やパッケージハンドリングを行う従業員は3ヶ月で225時間働いた場合医療保険を得ることができます。UPSには労組もあります。
JPMorgan Chase
チェース銀行では、週に20時間以上働くことで、雇用開始から60日経過後、健康保険に加入することができます
Activision Blizzard
ゲーム会社のActivision Blizzardでは、ソフトウェアエンジニア、マーケティングマネジャー、デジタルアーティストたちなどは、週に30時間以上働くことで健康保険に加入することができます。
American Red Cross
アメリカの赤十字であるAmerican Red Crossでは、週に20時間以上働くことで、健康保険に加入することができます。
Costco
Costcoでは、60日以上働いたあと、健康保険に加入することができます。Costcoは従業員のベネフィットがよく、従業員の満足度が高いことでも知られています。
Aquent
マーケティングやクリエイティブ系の派遣エージェンシーであるAquentでは、週に20時間以上働くことで健康保険に加入することができます。
Aetna CVS Health
全米薬局チェーンであるCVSでは週に30時間以上働くことで健康保険に加入することができます。
Staples
オフィス用品の小売りチェーンであるステープルズでは、販売員、倉庫スタッフ、ドライバーなどのパートタイム従業員でも健康保険や401(k)に加入することができます。
Meijer
中西部のスーパーマーケットチェーンであるMeijerでは、60日以上働いた後、週に30時間以上原体た場合健康保険に加入することができます。
Lowe’s
ホームセンターのLowe’sでは、キャッシャー、ストッカー、カスタマー・サービスなどのパートタイム従業員に限られた医療保険を提供しています。通常のクリニック受診は回数制限があり、入院や手術はカバーされません。
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