アメリカで使えない仮想通貨サービスまとめ(2024年5月版)

アメリカで使えない仮想通貨サービス

アメリカでは使えない仮想通貨取引所・ウォレット・サービスがたくさんあります。ここでは、アメリカ国内でのサービスが規制された、または自主的にサービスが停止された仮想通貨関連プロジェクトを紹介していきます。

ここで紹介されているサービスが、すべてアメリカの仮想通貨規制により「違法」とされているというわけではありません。アメリカの仮想通貨に関する規制が不明瞭なため、事業者自体がアメリカで展開することをリスクととらえて、訴訟や罰金を避けるために自主的にサービスを停止しているケースもあります。

仮想通貨の世界は国境がないように見えるので、ついつい「日本では使えてたから……!」と軽い気持ちで使ってしまうときがあるかもしれませんが、気をつけましょう。

アメリカで使えない仮想通貨取引所

カテゴリ名前アメリカでのサービス提供USアプリストア
仮想通貨取引所(Cex)Bitget
仮想通貨取引所(Cex)Bybit
仮想通貨取引所(Cex)Binance (Global)グローバル版Binance.USを利用
仮想通貨取引所(Cex)MEXC
仮想通貨取引所(Dex)dydx
仮想通貨取引所(Cex)BitMEX

アメリカで使える仮想通貨取引所はこちらで紹介しています

アメリカで使えないNFTゲーム

STEPN

「歩いて稼ぐ」Move to Earnビームの草分けとなったNFTゲームSTEPNは利用規約でアメリカ在住者の参加を禁止しています。これはアメリカのSECやIRSなどの規制をクリアするためだと思われます。現実にはアメリカのアプリストアにははいっていますし、実際には規約に気づかず米国内でプレイしている人は少なくないと思いますし、規約に気づいていても「運営は黙認しているから」と確信犯でプレイしている方もいます。

しかし、運営がプロジェクトを盛り上げたい時に黙認しているかのように見えるとしても、利用規約は明確に米国居住者の利用を禁止しています。アセットの価値が上がって利確しようとしたときに、アカウントがバンされたり、アセットが引き出せくなる可能性があります。

日本でSTEPNをやっていて、そのままアメリカに駐在や留学で来てしまった方は、気をつけてください。

アメリカで使えない仮想通貨ウォレットやDeFiサービス

Wallet of Satoshi

ビットコインのカストディ型ウォレットWallet of Satoshiは、2023年11月に、米国ユーザーへのサービスを停止すると発表し、米国のアプリストアから削除しました。

Phenix Wallet

ビットコインのセルフカストディ型ウォレットWallet of Satoshiは、2024年4月に、米国ユーザーへのサービスを停止すると発表し、5月3日にアプリストアから削除されました。

Wasabi Wallet

ビットコインの取引を匿名化できるCoinJoin機能のついたセルフカストディ型ウォレットWasabi Walletは、2024年4月に、米国市民、永住権保持者及び米国居住者の使用をブロックしました。

zkSNACKs is Now Blocking U.S. Residents and Citizens - Wasabi Wallet - Blog
The zkSNACKs coordinator restricts access for U.S. users to Wasabi Wallet and related services, including APIs and RPC i...

Samourai Wallet

Tornedo Cash同様プライバシー保護を重視し、仮想通貨のミキシング機能のついていたビットコインウォレットのSamourai Walletの創設者は2024年4月に逮捕、起訴され、サービスは司法当局の管理下に置かれました。

Tornedo Cash

Tornedo Cashはイーサリウム上での取引を匿名化するミキシング機能をDeFiで提供していましたが、2022年に米国内での使用が違法化され、2022〜2023年にかけて開発者たちが米国内外でマネーロンダリングの容疑で次々に逮捕。2024年5月にはオランダで有罪判決がなされ、現在は創設者のローマン・ストームに対する裁判がアメリカでは9月に開始されるとみられています。

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