英語での取引用語解説:Market, Limit, Stop Limit Orderの違い

ここでは英語での仮想通貨取引用語について説明します。日本語対応していない「コインベース」のような仮想通貨取引所を使う時などの参考にしてください。

既に英語ペラペラな方、日本でも株式投資や仮想通貨取引をバリバリやっている方は見なくて大丈夫です!

Market Orderとは

  • マーケット注文は、いわゆる「成行注文」のことです。仮想通貨取引所に即座に指示を出し、最良の利用可能な価格でデジタル資産を即座に購入または売却する命令です。
  • マーケット注文を出すと、「『今すぐ』この資産を買いたい/売りたい」ということになります。価格に関係なく即座に取引を行いたいという意味です。そのためマーケット注文では、価格よりも『今すぐ』というタイミングが重視されます。
  • マーケット注文は迅速に実行されますが、取引が執行される具体的な価格が現在の市場価格と一致しない場合があります。特にボラティリティが高い時期にはそうなります。この差のことを「スリッページ」といいます。

Limit Orderとは

  • リミット注文は、いわゆる「指値注文」のことです。特定の価格またはそれ以上で暗号通貨を購入または売却する命令です。つまり、買い注文の最大価格を設定したり、売り注文の最低価格を設定したりします。
  • リミット注文では、「『この価格以上/以下で』この資産を売りたい/買いたい」というものです。つまり、希望した価格に達するまで待つ必要があり、タイミングは遅れます。
  • たとえば、ビットコインの現在価格が、51,000ドル付近だが、50,000ドル以下で購入したい場合、50,000ドルでリミット注文を出しておきます。オーダーはすぐには実行されず、市場価格がそこに近づいた時に注文が完了します。
  • 市場が指定した価格に達しない場合、リミット注文が執行されない可能性があります。上の例でいうなら、ビットコインが50,000ドルに下がるどころか52,000ドル、53,000ドルと上がっていくようなマーケットになった場合には、50,000ドルのリミット注文がいつまでたっても執行されません。そんな時はオーダーを取り消したり、指値を変更することができます。

Stop Limit Orderとは

  • ストップリミット注文は、ストップ注文とリミット注文の要素を組み合わせたものです。主要な要素は2つあります:ストップ価格とリミット価格です。
  • ストップ価格が達成されると、これがトリガーとなり、リミット注文が作成されます。
  • ストップリミット注文は、現在の市場価格よりも上の価格で買い注文を設定する場合(上昇トレンドをキャッチするため)や、現在の市場価格よりも下の価格で売り注文を設定する場合(損失を防ぐため)に使用されます。
  • 例えば、現在のビットコインの価格が51,000ドルであり、価格が下落し始めた場合に損失を制限するために売却したい場合、ストップ価格を49,000ドル、リミット価格を48,500ドルとしてストップリミット売り注文を出すことができます。
  • この場合、ビットコインの価格が49,000ドルまたはそれ以下になると、ストップ価格がトリガーされ、「48,500ドル以上で売却」というリミット売り注文が作成されます。これはマーケットが予想を逆行した際に損失を最小限に抑えるためのヘッジとして使われます。※注文が執行される前に価格が48,500ドルを下回ってしまった場合は、注文が執行されない可能性があります。

まとめ

これらの注文タイプは、投資家の目標、リスク許容度、市場状況に基づいて取引を管理するためのツールです。ただビットコインを買ってみたい、という初心者は、マーケット注文を使えばいいと思います。

他の取引手法は、少額から試して慣れていくのがおすすめです。

また、デモ取引やペーパートレーディングという名前で、実際の取引をしているかのようなシミューレーション画面を提供してくれるサービスもあるため、そこで練習するのもありです。・

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